Mike Wilhelmは60年代のサンフランシスコで最初のサイケデリック・バンドと言われていたthe Charlatansのギタリスト。
1965年頃から活動していたthe Charlatansは、30年代から抜け出て来たようなカッコをして、R&Rをかっ飛ばす最高に「ヒップ」なバンドでした。あのダン・ヒックスがドラムとボーカルでした。ボーカルとオートハープのジョージ・ハンターは初期のサイケデリック・ポスターを書いたりしていました。(あの有名なクイックシルバーの馬にまたがった『Happy Trails』のジャケットもジョージ作です) 今は亡くなってしまいましたが、ピアノのマイク・ファーガソンはヘイト・アシュベリーに最初のヘッド・ショップを作った人物でした。デッド、ジャニス&ビッグブラザー、クイックシルバー、モビー・グレイプ、ジェファーソン、、みんな仲良かったみたいです。(「フィルモア・ラストデイズ」という映画を見た方もいらっしゃると思いますが、ビル・グレアムとオフィスで大ゲンカしてたのはマイクです)
その後、マイク・ウィルヘルムはトリオのhard blues band 、Loose Gravelを結成。そして、Flamin' Grooviesに加入。その後ソロ活動を続けていました。最高にhipなフリスコ・ミュージシャンです!

フィンガー・ピッキングの「古き良きアメリカン・ギター」の名手ですが、さすが、『60年代』を作り出してきた一人だけあって、、、、ああ、すばらしい。
ブルース、R&R、ウェスタン、ラグタイム、、、、そしてサイケデリック!
個人的にはボクの一番大好きなギタリストの一人です。そして、太く低いシワガレ声がまた心にしみ入ります。

97年にプロモーションとライブの為、来日し、ひょんなコトでボクはマイクに出会いました。東京滞在中はボクの家に泊まって、それから家族のような付き合いが始まりました。

97年、99年にはカリフォルニアのマイクの家に僕たち二人で遊びに行きました。
97年は1967年のヒッピー全盛、愛の夏『Summer of Love』の30周年ということもあり、the Charlatansが再結成。クリーブランドのR&R Hall of Fame、ゴールデンゲート・パークでの大規模な『Summer of Love 30th』フリーコンサート等で演奏しました。そのツアーにまで連れて行ってもらいました。それは、それは、おもしろかったです。それは、また別のページで、、、。
2003年3月にもお世話になってきました。
ちょうどマイクの誕生日をはさんでの日程だったので、最高にヒップなパーティーと家のガレージでライブをやってくれました。集まった人たちのカッコいいこと!!

本当に最高の人で、世界一、ヒップでグルーヴィーな僕たちのお父さんです。

早くまた会いたい、、、。


Mike Wilhelm Discography
the Amazing Charlatans
ドラムはあのDan Hicksでした。
名曲がいっぱい詰まったCD
the Charlatans
60年代当時発売された唯一の
オリジナルアルバム
Thanks For The Memories」
/Loose Gravel
マイクが結成したHard Rockin' Blues Band!

Now」/ Flamin' Groovies
Power Popと言われたりもするGroovies
Popな感覚と古いR&R!
Mike Wilhelm
71年と85年のソロアルバムをカップリング。豪華ゲスト。カッコいい、、。
Wood & Wire」/Mike Wilhelm
アコースティック12弦を使った美しく楽しく、気持ちよいアルバム。

Live In Tokyo」/Mike Wilhelm
97年来日時のライブ。
レコーディングにはボクの12弦とドブロを使用。
中ジャケにはボクの写真も載せてくれました。一生の想い出です。



皆さまも是非、機会があったらマイクの音楽を楽しんでくださいね!

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